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初めての南インド

2020.12.18

私は英語が話せなかった。




インドに行く前は、一人で海外に行ったことはなく

いつも友人とツアーに参加や

現地に友人がいて到着してしまえば、

移動も段取りも任せっぱなしと言う人です。

(今も苦手、今も任せたい)



インドに行く前は

パスポートの期限切れてて慌てて申請した。







初めてインドに行ったのは、2014年。

バックパッカーの旅ツアーがあり、参加したの。

コルカタからバラナシ、

そしてニューデリーを廻ったよ。




そして、神戸のカレー料理店ヒンホイ

店主くわちゃんに


「さっちゃん!

インド行ったなら南も行っておいでよ。

ハーブとかマッサージあるよ」


とそそのかされ、

1ヶ月ほど経過していたインドいかへんツアーを

終了し

一人南インドティルヴァナンタプラムへ。





インドで解き放たれてしまった海外初心者の人。







空港を出たら北インドのように、

あのギラギラした目で私を見つけたら

タクシータクシーと



きっと私を奪い合うに違いない!!



インドおじさんに囲まれぼったくられて、

剥ぎ取られてしまうかもしれない。。。



やっぱ、やめればよかった。

おとなしく日本に帰ればよかった。

と、少しの後悔の気持ちを抱えながら




私は、バックパックを抱え空港のゲートを出た。




むせかえるような暑さが、ぶわんと顔にあたった。


ゲートの先には、お迎えに来たインド人たちが

家族や友人を待っている。

トコトコ歩いて進んでいくが、

誰も声をかけてこないじゃないか。



トコトコトコトコ。。。。



あれ?タクシー乗りたいんだけど。

あれ?

あれ?



私を奪い合わないの!!!!






そして、自分から


「すんません、

あのぉ〜タクシー乗りたいんですが、

どこから乗れますか?」


と、聞いてみる。





北インドで見たインド人より肌の色が黒くて

身長もそれほど大きくない
田舎のおっちゃんみたいな人。



「プリペイドタクシーがいいから、

ここでチケット買うんだよ、ねぇちゃん」

と、超親切(๑✧∀✧๑)☀











南インド人、

やっさしー


これが、私の初めての南インドの印象でした。




この時の場面を今でも鮮明に覚えていて

冒険の旅が始まった〜というワクワク感と、

頼りになるものがない(この時は携帯simとか持っていないので持っていたのは、ダウンロードした地球の歩き方とよく使う英単語を書いたノートのみ)
ドキドキ感でいっぱいだった。


実は、北インドから南インドの国内線に乗るのに

バックパックを預け荷物にして


ティルヴァナンタプラムの空港で

荷物をピックアップした時



ザックの肩ひもを片側ナイフか何かで切られて、

一本しかなかったのです




どえらいことしてくれるなぁと思いながらも、

持っていたタオルで肩ひもを作り
問題なし!と何事もなくバックパックを背負っている自分が少し好きになった瞬間を覚えている。



小さなことだけど、
頼もしさを自分に感じたんだよね。





インドでの小さな成功体験、自分を頼って、

褒めての繰り返しで
どんどん自分を信じてあげられるようになっていったの。


トラブルが本当に多くて、
なんでなん?なんでやねん?の繰り返し。



だけど、起こっている出来事は良くも悪くもなくて
取り方次第だし

面白がれば、本当に突っ込みどころ満載の国。







インドでは、本音をうきあがらさせられるの。

自分の心に嘘ついたら、だいたいうまくいかない。





そんなことを経験するために

インドに飛び込んでしまった人のお話。



続く