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もうひとつの夢

2020.01.7

インドで香りに殺されそうになり、救われている



インドには毎度1〜2ヶ月滞在する。

工房での日々は、心踊ることもあるが、疲労困憊する日もある。
なので、いつもインドに着くと、ちょっと贅沢をしてインドで過ごす間の石鹸、ボディスプレー、化粧水などの
美容セットを買うことにしているんだ。

ローズやジャスミンの華やかな香りを。
とにかく気分が上がる♡大好きな香りモノをね




実は、インドも合成の不自然な香りが蔓延しているだよ。
インドのテレビコマーシャルでは、いい香りのする洗剤、制汗スプレーが大々的に販売宣伝されている。

都会のホテルに泊まると、ホテル側は良かれと思って、部屋中に芳香剤が散らばっていて
鼻がもげそうになり、扉を全部開けて、すべて撤収してもらっている。

私が行く村の方々も、とても綺麗好きでいつもカラダは清潔にしている。
汗の匂いにも、気を配っていて
生の葉っぱを絞って、絞り汁を脇やお腹に塗りつけていたりする。

白髪が目立つと、ヘナの木の葉っぱを摘み、ハイビスカスの花と葉っぱをクラッシュさせてペースト状に
させてから、手作りヘナで髪を染める。

ここには、知恵とその植物が山ほどある。
なんて豊かなんだろう。

でも、その村は仕事がなく、子供達に十分な教育を受けさせてあげれていない家族もたくさん見る。
工房へきては、「仕事をくれ」とやってくる。

アーユルヴェーダ染めで雇用を生む

まずは、私が提携させてもらっているアーユルヴァストラで
「アーユルヴェーダ染め」で、この村の方々の雇用を増やすこと。

そのために、前回、村の村長さんともお会いした。

詳細は、また改めて。

キーワードは、村おこし


今は、私一人で行って染めて帰ってきている。

現状作っている量で精一杯のところがある。

だけど、まだインド人だけで作業をお願いするのは難しい。
きっとこれからもそれはしない。なぜなら共に現場に入って手を動かすことに意味があると思うの。


一回の作る量を増やすこと、それが今できそうなこと。
それには、私以外の人力が必要。

今年から、一緒に作業をしてくれる仲間も見つけるぞー。

もう一つの夢

私には、いのちのころも以外の夢があります。

3つしたいことがあるんだーよーん。



2つ目が、香りのブランドを作ること。

日々のケア用品を作っていきたいの。


まだ何一つ決まっていないけれど、
インドで出会うナチュラルな商材を、アーユルヴェーダの独特の香りではなくて
精油を使ってイソップさんのようなベーズノートの効いた香りがイメージで製品化したい。


コスメを世界展開している知人にいつか相談したい。

そんで、私も世界で販売したいなぁ。日本の精油を使って、屋久島の精油を使って、インドの器に入れるのだ。


インドで、出会ったコスメのパッケージはマンゴの木やココナッツを利用したものも見つけます。
見た目も可愛いの。



利用できずに捨てられているココナッツの山を見るたび何かに作り変えられないかと考えていた。


昨年、バンガロールのインドの友人と話していたら

ニームのコーム、櫛を紹介してもらったの。
プラスティックとは違う有機の手触り、頭皮に当たる感触、髪をするりと滑る音、オイルに馴染ませると時が経つと
変化し味わい深くなる香りと色。





どれもが、探していたものだった。
そして、もう一つの夢だった、香りのブランドの具体的なイメージが湧いてきたんだ。

そんでもって、実現するな、これ。って思っちゃった。


早く、こちらも形にしていきたいから
「いのちのころも」を軌道に乗せなきゃね。

ニームのコームは、その夢の第一歩だわ。いいものに出逢えた♡

やっぱり、匂いは直感。


ニームの櫛は、オンラインショップで販売予定です。
サポーターズの先行販売で、完売してしまったものもありますが、使用感は抜群です♡